大野城市でゴミ収集を行う御笠環境サービスは2トン車の塵芥車にLPガス自動車を導入した。そのきっかけを、吉嗣雅一さんは「ゴミ集積場に着くと、塵芥車は積んできたゴミを排出するためバックで進みます。このとき、エンジンをふかすとディーゼル車からはものすごい黒煙が出ます。ある日、塵芥車を下りて誘導していた社員が鼻をかんでいました。ちり紙が真っ黒になるくらい、鼻からススが出てくるんです。それを見たとき、ディーゼル車を使い続けることは従業員の健康を害すると感じました。」と語る。 
 当初、吉嗣さんが導入を検討したのはCNG車だった。しかし、いろいろと情報を集めるうちにLPガスが「低公害燃料」であり、かつLPガス自動車は実用的にも優れているということを知り、2tLPガス自動車の導入に踏み切った。 
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 「コスト計算すればディーゼル車に比べて年間13万円ほど割高ですが、従業員の間ではLPガス自動車の評判が高い。 
 
●振動が少ないため運転していて 
 疲れない 
●静かなので夜間のゴミ収集でも苦情が 
 来ない 
●排ガスがきれい 
 
などにメリットがあります」と、LPガス自動車を絶賛する。同社のLPガス塵芥車は毎日フル稼働している。 
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